Reach For Tomorrow

日々の一部始終

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2015年読んでよかった本15冊

今さらながら2015年を振り返る。まずはたまに友人に聞かれる「最近面白い本ないの?」に答えるための本シリーズ。特に順番に意味はないです。 後半のコメントがテキトーなのは今後改善予定です! 1. ジョン・ウィリアムズ「ストーナー」 ストーナー 作者: ジ…

佐渡島庸平「ぼくらの仮説が世界をつくる」

最近読んで面白かったのがこの本。間口が広くて、インターネットに興味がある人、出版に興味がある人、自己啓発的な本を探している人にも刺さる部分があるはず! ぼくらの仮説が世界をつくる 作者: 佐渡島庸平 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2015…

最近出たカルチャー雑誌「CULTURE Bros.」と「This!」のVol.1を比べてみた

最近、カルチャー系の雑誌の新刊が同時期に発売していたので、どちらも手にとってみた。 CULTURE Bros. (TOKYO NEWS MOOK 511号) 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社 発売日: 2015/11/05 メディア: ムック この商品を含むブログを見る こちらはテレビブロ…

岸本佐知子×津村記久子 トークイベント「小さな声を聴く」

peatix.com 開催からもう半月以上経ってしまったけど、楽しいトークイベントだったから記録に残しておこうと思う。 トークショー概要 このトークショーは、岸本さんが訳したミランダ・ジュライ「あなたを選んでくれるもの」と津村さんの「とにかくうちに帰り…

ミランダ・ジュライ「あなたを選んでくれるもの」でインタビューとは?を考える

前も書いたけど、インターンでWebサービスを運営している人にインタビューをする機会が多く、人が熱量高く話をしているところに立ち会うのはやっぱり楽しいな〜と思っていたところに、インタビューに関連する素敵な本を読んだ。 あなたを選んでくれるもの (…

松田青子「読めよ、さらば憂いなし」を読んで、読みたい本が急増した

秋の夜長だし本でも読もうかなー、でもどの本を読もうか迷うなー そんな方にお勧めしたい本が松田青子の「読めよ、さらば憂いなし」。 理由は、この本自体も面白いし、この本で紹介されているたくさんの本に興味が湧くからである。 読めよ、さらば憂いなし …

システム思考学ぶ入門本「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?」

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方 作者: 枝廣淳子,小田理一郎 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2007/03 メディア: 単行本 購入: 6人 クリック: 57回 この商品を含むブログ (35件) を…

加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」

今、「行ってみたい時代はどこ?」 と聞かれたら、「日清戦争以降から第二次世界大戦の終結までの約50年間」と答える。 近頃、安保法案をめぐる議論など、なかなか物騒な感じになっている日本。それこそ、ニュースや街中では「戦争」という単語を見聞きする…

武田砂鉄「紋切型社会」と、そこから派生した話

発売時からTLで名前を見かけることが多かった武田砂鉄の「紋切型社会」を読んだが、とても面白かった。ずっと感想を書きたいと思っていたが、なかなか筆が進まなかった。 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす 作者: 武田砂鉄 出版社/メーカー: 朝日出…

村上春樹のスピーチとジョン・アーヴィング「ピギー・スニードを救う話」

今日の2時間後くらいには、ノーベル文学賞の発表があるとのこと。 今年も、ニュースでは村上春樹が受賞するかどうかが度々話題になっている。 報道では厳しいとも言われているが、受賞者がアメリカ大陸出身→ヨーロッパ出身→アジア出身の順で回ってきていて、…

「ヒップな生活革命」のこと

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉) 作者: 佐久間裕美子 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2014/07/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (5件) を見る 読んだのはだいぶ前だけど、一度まとめておいたほうがいいなーと…

「採用基準」のこと

マッキンゼーの人事を務めた著者の本。 近年、マッキンゼー志望の人たちに流布してる噂を否定しながら、本当に求めてる人材を説明している。 著者は、これからのグローバルビジネスで求められる資質は 3点あって、 地頭 英語力 リーダーシップ力 問題は、日…

「世界は文学でできている」のこと

世界は文学でできている?対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義? 作者: 沼野充義 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/01/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 作者の沼野充義は、 ロシアの歴史・文学研究の大御所で自分の知り合いの中で一…

「スマート・シンキング」のこと

最近小説とかエッセイとか読むことが多かったので、今回はこの本を読んだ。 科学的なアプローチで書かれてて、しかも各章でポイントを丁寧に要約してくれててわかりやすいので、思考法に関心がある人にはオススメです。 以下要約 まず、スマート・シンキング…