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Reach For Tomorrow

2017年卒予定の大学生です。日々感じたことを記しておくブログです。

movie

デミアン・チャゼル 「ラ・ラ・ランド」

ありえたかもしれない未来に思いを馳せつつも、現状を肯定していくラストは好き。 それこそ、小沢健二の新曲「流動体について」とのシンクロニシティーがある シネマカリテや閉館したシネクイントでかかっていたら、すごい素敵な作品を見た!って思えたんだ…

塩田明彦「映画術 その演出はなぜ心をつかむのか」からカサヴェテスの話

暇だけど、お金は相変わらずないし、バイトをするモチベーションは皆無なのでひたすら大学の図書館で気になる本を読む日々なんですが、久しぶりに読んだこの本の内容が初めて読んだ時(おそらく約3年前)よりも理解できて興奮した。 映画術 その演出はなぜ心…

長谷正人編集「映像文化の社会学」

早稲田で「テレビ文化論」などの人気授業を担当していたり、タマフルでもゲストで登場したことがある長谷正人 が編集を務めている「映像文化の社会学」という教科書を読んだ。 映像文化の社会学 作者: 長谷正人 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2016/10/08 …

濱口竜介「カメラの前で演じること」〜映画「ハッピーアワー」テキスト集成〜

12月によっぽどのことが起きなければ、今年見た映画で一番好きだったのが「ハッピーアワー」であることは揺るがなさそう。 キネ旬の2015年の日本映画ベストテンでは、「恋人たち」、「野火」に続いて第三位になっているけど、個人的にはその上位2作より圧倒…

フランクル「夜と霧」とイーストウッド「ハドソン川の奇跡」 〜命を数えるということ〜

大学生の時間のあるうちに、きちんと名著を時間をかけて読むというのも大事なんだろうなと思って手にとって読んだ本がフランクル「夜と霧」。 内容は以前から知ってたけど、特に理由もなく読んでいなかった。 夜と霧 新版 作者: ヴィクトール・E・フランクル…

三浦大輔「何者」

朝井リョウ原作の「何者」を見た。 斜に構えるんじゃなくて、みっともない自分を受け入れて、一生懸命前進むしかないよっていうテーマ(桐島もそういう話だ)はきちんと響くし、見終わった後にあーだこーだ言いたくなる作品って時点で満足なんだけど… 違和感を…

「青春映画学園祭」のこと

この週末は、「青春映画学園祭」というイベントに参加した。 このイベントはGucchi's Free Schoolという、日本で劇場公開されていなかったり、日本版のDVDが発売されていない映画を紹介している映画サイトが企画したもの。 サイトはこちら gucchis-free-scho…

是枝裕和「歩くような速さで」・「世界といまを考える」

中学生の時に「誰も知らない」を見て衝撃を受けて以来、大好きな映画監督の一人である是枝監督の新作「海よりもまだ深く」が週末に公開される。これを機に、エッセイ「歩くような速さで」・対談集「世界といまを考える」を読んだので、新作を見る上でヒント…

「火星の人」「オデッセイ」

原作の「火星の人」読んで準備万端で気合い入ってたこと、シネマイレージカードのポイント貯まっていたこともあってIMAX3Dで「オデッセイ」を鑑賞した。 火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF) 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子 出版社/メーカー: 早川…

ロバート・ゼメキス「ザ・ウォーク」

初めて劇場でゼメキス監督作品を見たけど、とっても面白かったので感想を残しておこうと思う。ネタバレしているので、気になる方は読まない方がいいかもしれない。 一番面白かったシーン 渡り終えてからラストシーンまでが最高だった。 「あんな醜い箱で綱渡…

橋本光二郎「orange」を見て、モヤモヤした話

スターウォーズや妖怪ウォッチの影に隠れてはいるものの、中高生を中心に人気を集めている「orange」を見て、モヤモヤが残ったので感想を残しておく。 そもそもこの映画を見ようと思った経緯 自分がずっとぼんやり思っていたことがあって、それが邦画のティ…

大根仁「バクマン。」の良かった3点&不満だった3点

「バクマン。」を見た。 手際よく話をまとめる手腕はさすがだし、一定程度面白いんだけど、大根さんならもっと面白くなってもいいのに、なんなら映画じゃなくて、連続ドラマだったらどうなってたのかな〜とかつい思った。 映画じゃなきゃいけない意義とかな…

明日からチケット発売の「東京国際映画祭」のこと

2015.tiff-jp.net 明日の12時から東京国際映画祭のチケットが発売される。 去年までは、ボランティアスタッフや学生応援団として参加する友達がいる中で、さほど興味がなかった東京国際映画祭だけど、今年は行こうかなと思っている。 理由としては、去年サプ…

「心が叫びたがってるんだ」が嫌だった7個の理由

「あの花」はリアルタイムで見ていて好きだったから、今回も予告編の感じに若干不安を抱きつつも、それなりの期待感を持って鑑賞した。 結論から言うと、言いたいことがたくさん募る、どっちかと言えば嫌いな作品だった! 主人公が恋愛を通じて成長していく…

トウキョウソナタ

9/23 シネマヴェーラ渋谷 黒沢清特集 感想 2回目の鑑賞。何年か前に見たときも、「ゼロ年代傑作映画特集とかでメディアに取り上げられるのも納得の面白さだなー」と思ったけど、「大地震起きないかなー」というセリフが現実になり、軍隊に入るという行動も絵…

幕が上がる

5/20 バルト9 原作にとてもとてもとっても心動かされたから、すごいガッカリして映画館を後にした。期待してた分反動大きいから今年ワーストになりかねない… ももクロは元々好きだし、ももクロ主演ってことでアイドル映画っぽさを作品に反映する気持ちも理解…

是枝裕和「海街diary」

6/20 バルト9 愛おしすぎる作品。現時点で今年ベストって言い切っちゃうし、ずっと観ていたい 風吹ジュン演じる二宮さんと、彼女のお店に原作よりフォーカスすることで、日々の時間が積み重なっていく街の話という感じが増して海街diaryというタイトルがより…

理想的な娯楽映画「キングスマン」のこと

スウェーデンで見たときの感想 「キックアス」・「X-MEN:ファーストジェネレーション」の監督マシュー・ヴォーンの最新作は本人曰く70年代イギリススパイ映画へのオマージュで超面白い!話運びのスムーズさとユーモアに加えて、悪ノリも全開で見てて楽しかっ…

「博士と彼女のセオリー」のこと

原題: Theory of Everything 難病×恋愛ってあまり積極的に見に行きたいと思うタイプの映画ではないから実は期待値低かったけど、案外良かったので、同じような気持ちで見るのを避けてる人がいるならもったいないかも〜過去にはタイムトラベルできないと考え…

「22 ジャンプストリート」のこと

お家で鑑賞 前作から引き続き相変わらずのブロマンス 今回は高校ではなく大学に潜入捜査 2日連続でチャニング・テイタム見てるけど、テンションがうって変わってた笑 前作は、学生時代と2人のスクールカースト上の立ち位置が逆転してた所が秀逸だったけど、…

「フォックスキャッチャー」のこと

レスリングの五輪金メダリストと知らない人はいない大企業の御曹司、どちらも国を代表する存在になりたいと願う2人が出会ってしまったことによってもたらされる悲劇(しかも実話) 監督は前作「マネーボール」が大好きだったベネット・ミラーで、しかもキャ…

2015年注目映画記事のこと

The Playlistというどっちかといえばインディー寄りっぽい映画サイトに2015年公開予定映画まとめの記事があったので、その中で監督・キャストを見て自分が楽しみにしてる映画を抜粋してみた。 The 100 Most Anticipated Films Of 2015 | The Playlist 1. "Am…

是枝裕和「奇跡」のこと

2回目。そもそも是枝監督も岸田繁も大ファンだから最初から好意的に見てしまうのは仕方のないことで、地味って意見もわかるけど、自分の生活と地続きな感じがするから好きです。主人公の家一つとっても、普段は気付かない日々の暮らしに溢れる美しい瞬間を切…

「横道世之介」のこと

見るの3回目で、見るたびに好きになっている。思わず、これから先の人生でこれより好きな映画が出てくることはないかもって思ってしまう。賛否両論ある作品だけど、綾野剛の劇中のセリフっぽく言うと、この映画を知ってるってことでなんか得した気分になるこ…

インターステラーとかショート・タームとか色々なこと

・「インターステラー」みた 事前に懸念してたことが4点あったので、鑑賞をずるずる延ばしてた。その4点とは 宇宙に行く話って難しい英単語連発で聞き取れなさそう。 2時間半越えは長い。 上映環境がいまいち。せっかくならIMAXあるいは大きなスクリーンで見…

Boyhoodのこと

日本でも公開が始まった(邦題は「6才のボクが、大人になるまで」)ということで。 主人公が6才から18才まで成長する過程(とその家族の変化)を実際に12年間かけて映像化した物語。 トレイラーはここ 海外の映画サイトを見てると、アカデミーでも助演女優賞…

ルイス・ブニュエルのこと

ラテンアメリカの概論的な授業をとっていたら、レポートでいきなりブニュエルのことを書くことになった。 ちなみに授業では、全く彼に触れてない。 教師は、「Referenceのリスト教えるから、それ読んでまとめるだけでいいよ、余裕でしょ」みたいな感じだった…

ジェームス・フランコがジェイク・ギレンホールを褒めてる記事のこと

viceの記事で、ジェームス・フランコがNightcrawler でのジェイク・ギレンホールの演技を賞賛するとてもちゃんとしたレビューを書いてる。「McConaissance(注:マシュー・マコノヒーの復活劇を向こうではこう言う)の次はジェイク・ギレンホールのリバイバ…

今週の町山さんのたまむすびがよかったこと

たまむすびの町山さんのコーナーは1年以上ほぼ毎週聞いてる。 今週はアイアンマンの監督でおなじみジョン・ファヴローの新作「Chef」の紹介だった。聞く前は作品の存在は知っていたが、特に観たいとも思っていなかったが、町山さんの解説を聞いた後、観たい…