「くるりの20回転」に入っていないけど、私が大好きな10曲
くるりがバンド結成20周年を記念したベスト盤を出した。
くるりの20回転(初回限定盤)<CD3枚組+デジパック仕様+豪華・特典ブックレット+スリーブケース>
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2016/09/14
- メディア: CD
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中学生のときからずっと好きで、全盛期ほどの熱量はないにしても、今でもなんだかんだ一年に一回はライブを見に行っているし、好きだと胸を張って言える。そんなバンドは、くるりだけ。
だから、このベスト盤の選曲を見たときに、「名曲揃いだし、入門編としては理解できるけど、あまりにひねりがなさすぎるんじゃない?」とほんの少し不満を持ってしまった。
その勢いで、このベスト盤に入っていないけど、自分が好きな曲を10曲考えてみると
- THANK YOU MY GIRL 「THE WORLD IS MINE」収録
- ブレーメン BREMEN 「ワルツを踊れ」収録
- 恋人の時計 「ワルツを踊れ」収録
- ピアノガール 「図鑑」収録
- 惑星づくり(Live ver. at パシフィコ) 「Philharmonic or die」収録
- 虹色の天使 「NIKKI」収録
- 太陽のブルース 「魂のゆくえ」収録
- すけべな女の子 「僕の住んでいた街」収録
- 愛なき世界 「TEAM ROCK」収録
- さっきの女の子 「TOWER OF MUSIC LOVER」収録
あたりになりました。
みなさんはどうでしょうか?
自分はスーパーカーも大好きなので、9の愛なき世界とスーパーカーのfairwayを聞き比べると胸が熱くなる。
[Last Live] "FAIRWAY" SUPERCAR スーパーカー
10曲あげて気づいたけど、TOWER OF MUSIC LOVERの1と2を借りれば大体網羅される曲目かも...
毎回雰囲気がガラッと変わるのがくるりの特徴だから、「くるりの20回転」が気に入った人は、どんどんオリジナルアルバムに手を出してみると楽しいと思う。
ここからは、くるりと自分の接点を振り返る自分語りなので、読み飛ばしてください...
出会いは中学一年生のときで、自分は6組だったけど2組で流行りだしたことがきっかけだったと思う。その後、当時出たこのベスト盤を聴き倒した。今振り返ってもディスク1の曲は全部無類に好き。歌詞も全部わかる気がする
ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER
- アーティスト: くるり,岸田繁,Fran Flannery,佐久間正英,Nick Hannan,Liam Watson,根岸孝旨
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/07/26
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その後出た「ワルツを踊れ」が初めてリアルタイムで間に合ったくるりのオリジナルアルバムだったので、これもめちゃくちゃ聞いた。人生で、音楽が自分の生活に占める比重が一番大きかった頃の大事なアルバム。
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)
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なんなら留学中、ウィーンに旅行して、このジャケ写の場所にわざわざ行っている。
大好きな「ワルツを踊れ」のジャケ写のとこ!
— m.n (@M_Tenenbaum) 2015年4月5日
ちょっと当時と変わっててわかりづらい… https://t.co/KOfOZJuWfl
そこからは、新譜もちゃんと聞いているし、それ以前のアルバムも全部聞いている。
そんな遍歴のリスナーなので、正直もっくんがいたときの3人のくるりが好きな初期ファンの方にはちょっと遠慮しちゃう感じではある。
今このブログを書く直前に気付いたことなんだけど、くるりのどういう所が好きかとかは今まであまり考えてこなかった。それくらい、いたって当たり前にいつも聞いていた存在。
今捻り出すと、こだわりが強そうなところと、岸田さんと佐藤さんがしっかり活動をコントロールしてそうなところが好き。
中高の友達がくるり好きが多かったから、どうしたってその時の思い出に結びついちゃうし、これから先もそれは変わらないだろうな〜と思う。
もうさすがに若者的最高峰って感じでもないけど、これからもずっとバンド続けて欲しいな〜
11/12 追記
今注目を集めている最果タヒの本を読んで、くるりのことを思い出した
絶対的な評価、いいだとか悪いだとか、名盤だとかそういうものを理解できるようになるには、まず超個人的な経験が必要で、それは音楽の質だけではどうしたって作れない。自分の持っているもの、好きな食べ物、そういうものが歌詞にでてくることだったり、ミュージシャンが同い年でしかも同じ出身地だったり、文化祭で好きな子が弾いていた音楽がそれだった、というそれだけのことだったり、そういった音楽と関係もない部分、「現在」との共鳴がきっかけを作る。今生まれている作品には、今生まれたというその価値がある。
「過去にないもの」