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日々の一部始終

今週の町山さんのたまむすびがよかったこと

たまむすびの町山さんのコーナーは1年以上ほぼ毎週聞いてる。

今週はアイアンマンの監督でおなじみジョン・ファヴローの新作「Chef」の紹介だった。聞く前は作品の存在は知っていたが、特に観たいとも思っていなかったが、町山さんの解説を聞いた後、観たいと思ったのと同時に、改めてこの人すごいなーと思った。

 

なにがすごいかというと、ただ映画を見ただけじゃわからないようなポイントを補足して、楽しむための引き出しを増やしてくれていることにあると思う。個人的には今回だと具体的に3点あって

  1. 監督のこの作品にかける思いと映画のストーリーの関連性
  2. 近年のアメリカの食文化における変化
  3. 豪華キャスト出演の理由

 

リスナーは熱心な映画好きだけでないから、ある程度丁寧にあらすじも話しながら、短い時間でこれだけの情報量をまとめられるってのはすごいなーと感心。

2.に関してはヒップな生活革命という最近読んだ本がきっかけでアメリカの食に関して興味があったのでそこと少しリンクしてたことがよかった。この本で書かれてたことは自分の食べているものがどうやって作られて、運ばれているかを見つめ直そうって動きが広がってるってことだったから直接は関係ないけど。

 

他に好きだった回はウェス・アンダーソンの回とか。

タマフルだと今年はHerの回が好きでした。「この映画の鑑賞後に感じた気持ちは、小沢健二の僕らが旅に出る理由を聞いた後に感じる気持ちと近い」というパンチライン!

これからも映画評聞いたり読んだりして、自分の映画の見方の引き出しを増やして、映画をより楽しくみていきたい。