Reach For Tomorrow

日々の一部始終

理想的な娯楽映画「キングスマン」のこと



スウェーデンで見たときの感想

「キックアス」・「X-MEN:ファーストジェネレーション」の監督マシュー・ヴォーンの最新作は本人曰く70年代イギリススパイ映画へのオマージュで超面白い!

話運びのスムーズさとユーモアに加えて、悪ノリも全開で見てて楽しかった〜〜
戦闘シーンもワクワクする。ちょっと漫画っぽいカット割りだと思った。


マジック・イン・ムーンライトでは見られなかったコリン・ファースのかっこよさもさることながら、序盤に好きな曲だったのに自分の記憶から消し去られてたDizzee RascalのBonkersが流れて、ロンドンのこんな感じの悪ガキにぴったりな選曲だなーと思って興奮した点がハイライト。あと、「生まれではなくて、マナーが紳士を紳士たらしめる」的なテーマがとてもイギリスっぽい品の良さがあって好きだ。


Dizzee Rascal & Armand Van Helden - Bonkers ...


テンション高いサミュエル・L・ジャクソンもナイスだし、マイケル・ケインもしっかりインパクトを残している。

ちょっとぶっ飛んでるけど、誰でも楽しめる作品を目指しているという点において、「地獄でなぜ悪い」とか「みんな!エスパーだよ!」辺りの園子温や、大根仁を連想させるけど、2人ともこんな感じで映画撮って欲しいなーって思った。

オマージュ元となってるらしい『おしゃれ(秘)探偵』『国際諜報局』『プリズナーNo.6 』『0011 ナポレオン・ソロ』『電撃フリント』『007』も見よう〜

日本公開も決まりますように!

 

日本公開以降の感想

自分は、留学から帰国してから、以前働いていた某シネコンで再びアルバイトをしているのだが、バイト先でも「キングスマン」がかかることになっていた。

内容を知っている自分としては、これは誰がみても楽しめる作品だと確信していたから、周囲の人に「面白いよ〜」と宣伝しまくっていた。しかし、公開第1週目は、まさかの収容人数が少ないスクリーンで上映されることになってガッカリだった。

ただ、いざ蓋を開けてみると、若い人を中心に常に人が入り、加えてパンフレットが一時的に在庫がなくなってしまうほどの好調な売れ行きを記録したことによって、社員の方々もこの映画のポテンシャルに気づいたようで、次第に収容人数が多いスクリーンでかかるようになった。CMも積極的に打ってたし、進撃の巨人とかに比べて、口コミの評判が良かったこともヒットの要因になっている気がする。

 

トピック「キングスマン」について