「火星の人」「オデッセイ」
原作の「火星の人」読んで準備万端で気合い入ってたこと、シネマイレージカードのポイント貯まっていたこともあってIMAX3Dで「オデッセイ」を鑑賞した。
原作のロジカルに課題に(チームで)取り組む姿勢、前向きな努力、ユーモアのバランスが絶妙で好きだったんだけど、それがそのまま映画にも引き継がれていて良かった。
鑑賞直前に、暗そうな雰囲気の「シビルウォー」「バットマンvsスーパーマン」の予告編を見たことが影響しているかもしれないけど、このくらいの明るさが今の自分には合っていると感じた。
本と映画を比較してみると、本を読んでいるときは、「MAVってなんだよ、パスファインダーってどんなものだよ、何か突然爆発してるけどどういうこと?」みたいな疑問が次々浮かびながら読み進めていたので、映像によって初めてどんな状況になっているかがクリアになったシーンもたくさんあり、その点がまず良かった。
映画を見て、トントンと進んで行くことに不満を覚える人がいることもわからないではないけど、そういう人は本読むと印象が変わるかも。本だと結構大変だった場面も、映画だとサクサク乗り越えているから。
一方で、映画には、本にはあったワトニーからそれぞれのクルーへのメッセージがなかったのが少しだけ残念
しかし、われわれはもっと重要なことを話し合わなくてはなりません。
ーあなたがディスコって、どういうことですか?70年代のテレビ番組は理解できます。だれだって、でかい襟の毛深い人種が好きですからね。
しかし、ディスコ?
なにゆえディスコ?!
上が原作で一番笑ったくだりなんだけど、それがそのクルーへのメッセージの所で出てきたから映画には登場せず。
キャストの話をすると、マッド・デイモンは生来の賢さ(ハーバード出身!)とボンクラさが両立しているし、大好きなジェシカ・チャスティンも頼りになるリーダー演じてて素敵だし、マイケル・ペーニャ、ケイト・マーラがいるチームは宇宙にいても楽しそうなので、自分も仲間に入れて欲しいと思える。
ヒューストンにいるNASAのメンバーもクリステン・ウィグやキウェテル・イジョフォーがいて豪華。タマフルでも言われていたけど、指輪物語のエルロンド会議のジョークの所にボロミアを演じていたショーン・ビーンがいたことも面白かった。
最近気づいたのだけど、才能ある人がその才能に頼りっぱなしになるのではなく、一生懸命努力する話が自分の中で好きみたい。
それは多分「3月のライオン」の影響が大きい気もする。あと「ピンポン」のペコだ