コルク佐渡島さんと塩谷舞さんのトークショーが超楽しかった話!
24日の土曜日に外苑前のTOKYO DESIGN WEEKで行われた、コルクの佐渡島さんと、THE BAKE MAGAZINE編集長などを務めるしおたんこと塩谷さんのトークイベントに行ってきた。超楽しかった!
お二人の存在は以前から知っていたけど、このイベントに参加しようと思った決定打は、以下のしおたんさんが書かれたこの告知文だった。
ブログを書いていたり、インターンでオウンドメディアに関わって記事を書いていると、PV数も気になるけど、もっとも気になるのは、書いた意味があるか、誰かの心に刺さっているのだろうかってことだったりする
でも、世の中には「PV数10万を達成するための◯つの秘訣」みたいな記事が氾濫していてむーってなったりすることも。
そんな中でこんな告知文読んだら行くしかないでしょという気持ちになった。
ちなみに佐渡島さんは元講談社の編集者で、「宇宙兄弟」や「働きマン」などを担当した後、独立してコルクという会社を立ち上げている方。こないだ糸井重里と対談しててびびった。
しおたんこと塩谷さんは元CINRAの広報の方で、Webメディア界隈で知らない人はいないんじゃないかのスターでこれとかも塩谷さんの記事
でも、自分の頭だと会話についていくのが精一杯で、かろうじてメモとれたものの中でも以下の2つをピックアップしておく。
1. インターネットでバズる文章と深夜ラジオの親和性
2. インターネットでは行為ベースではなく、感情ベースで伝えることが大事
トークショーは出版社出身の佐渡島さんが、Webでバズるコンテンツを見て思ったことをしおたんさんと話していく形だった。
1. Webでバズる文章と深夜ラジオの親和性
今までのメディアの作り手は限られた情報を持っていたので、読者に対して優位な立場から情報を発信することができた。でも、インターネットが広まったことで、読者も容易に情報へアクセスしやすくなってきた。それにも関わらず、以前のように上から情報を発信すると、読者の共感を得にくくなっている。
しおたん:あー神様目線ですね
(自分:神様目線って言うんだ..._)
そんな中でどんな風に発信していくと共感を得られるか考えた時に、佐渡島さんが参考にしているのは深夜ラジオのパーソナリティとのこと。深夜ラジオの魅力は、パーソナリティが聞き手一人一人に向けて放送しているような雰囲気がある。そういう感じでtwitterとかやるように作家さんにアドバイスしているらしい。
その話を聞いている時に自分は羽海野チカのtwitterを連想した。彼女のツイートは本当に人となりが伝わってくるから好き。
2. インターネットでは、行為ベースではなく、感情ベースで伝えることが大事
インターネット上で文章を書く時は、一人語りよりも対談形式が重要で、なるべく感情の波をきちんと順序を追って説明してあげるのがよいとのこと。ほぼ日とかはまさにそのスタイル。
その際に重要なことは感情の目盛りを細くすることで、ただ「面白い」とか感じるのは雑とのこと。塩谷さんは、取材した人にとって、一生の作品になってくれるような作品にするという思いを思って、その人に憑依するようなテンションで、文章を書いているらしい。これがエモくバズらせるというキーワードにつながっているっぽい。
最後に、佐渡島さんが作家に
キャラを出す=その人がその人らしい感じを出すことであって、変なことをするってことではない
ってアドバイスをするらしいんだけど、それで思い出したのが、第三のバナナマンことオークラがラジオで言ってたこんな感じの言葉。
コントでプロとアマの違いを感じる瞬間があるんですが、アマの人は、キャラクターに面白いことを言わせようとしちゃう。でも、本当はそのキャラクターに合った言葉を言わせなきゃいけないんですよね。そこを無視しちゃうとダメですね
お笑いにも通ずる話だなーと思った。