長時間の逆質問が苦にならないために読んでおきたい本
金融系の企業を受けている友人と話していて、「リクルーター面談で逆質問の時間を長く取っている企業が多いんだけど、質問が途切れないコツってない?」と聞かれたので、ある本を勧めたところ、友人はすぐに買って読んでくれたようで、「使えた!」と喜んでくれた。僕も嬉しかったのでその勢いでブログを書いてみた。
勧めた本がこちら
オードリーのANNでいじられることでお馴染みニッポン放送アナウンサーよっぴーが書いた会話の技術に関する本
この本が優れていると思う点は2点あり、1点目は今で言う「コミュ障」だった筆者が話すことが仕事のアナウンサーとして生きていくために身につけた実践的なスキルが書かれている点。2点目はコミュニケーションに関して、自分の話をするのではなく、聞くことに主眼を置いている点
コミュニケーションが成立して、そこで感心したり共感したり、笑い合ったり幸せな気持ちになったり、そういうポジティヴな感覚を得ることなしに人は楽になれません。そこがコミュニケーションの根幹であって目的のはずなんです。
いわゆる会話術の本だと、自分の意図に相手を乗せるための技術とかが語られがちだけど、もっと優しい目線で語られていて好感持てる。
相手に対して優位に立たないですむ技術。①ホメる②驚く③おもしろがる
この姿勢を忘れずに、質問をする時には
まず自分の目をカメラだとして、話そうとしている事柄に対し、全体からズームインしていく方法と全体へズームアウトしていく方法を、ひとつの話のなかで混同しないことです。
(中略)
質問も同じで、相手に訊くことをズームインしていくか、ズームアウトしていくか、そのスコープがきちんと守られていると話全体が段階的に深くなっていくんです。時系列に沿って訊くやり方もそうですけれど、質問を重ねるのに順番を大事にするのは、話の展開としてとても重要なテクニックです。
このことを忘れなければ、「転機となった仕事って何ですか?」とか「今までで一番成長したと思えるプロジェクトってどんなプロジェクトでしたか?」のようなザックリした質問を投げても、その後、どんどんズームインして質問を重ねることができると思う。