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日々の一部始終

2017年2週目のこと その2

1月2週目のこと。その1はこちら

m-tenenbaum.hatenablog.com

 

11日(水)

図書館で勉強しつつ、本を読んだ。

最初はこれ。

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

 

卒業できれば来年からは営業の仕事につくことが決まっているけれども、そんなに営業に適性があるとも思えないので手に取ってみた。とりあえず、営業ってのは断られるのがデフォルトで、そこで心が折れないためには、自分の内面の葛藤をひとまず置いておいて、自分の役割を具体的に認識しておきましょうって話だった。

 

ユリイカのアメリカ文化特集も読んだ。

ユリイカ 2017年1月号 特集=アメリカ文化を読む ―カウンターカルチャーの新しい夜明け―

ユリイカ 2017年1月号 特集=アメリカ文化を読む ―カウンターカルチャーの新しい夜明け―

  • 作者: 大和田俊之,ブレイディみかこ,渡辺由香里,磯部涼,吉田雅史,藤井貞和,長谷川町蔵,大山エンリコイサム
  • 出版社/メーカー: 青土社
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長谷川町蔵さんの、イーストウッドの「グラン・トリノ」の主人公にトランプ支持者のマインドセットを見出すという記事が面白かった。ちなみに自分も「グラン・トリノ」の世間での圧倒的な評価の高さにいまひとつピンときていない。その時期なら「インビクタス」の方が好き。

「ラップは”いま”を映しているか」を読んだこともあって、とりあえずこれ早く読みたいなって思った。

ラップ・イヤー・ブック イラスト図解 ヒップホップの歴史を変えたこの年この曲

ラップ・イヤー・ブック イラスト図解 ヒップホップの歴史を変えたこの年この曲

  • 作者: アイスT(序文),シェイ・セラーノ,アルトゥーロ・トレス,小林雅明
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12日(木)

やりたいこと・やらないといけないことがごちゃごちゃしていて気持ちが落ち着かなかったので、とりあえず色々書き出して、テストまでの勉強の計画を考えたりしていた気がする。とりあえずこの日も早起きできなかったと思われる。

確かこの日に年末からちょこちょこ見ていたブリット・マーリング&ザル・バトマングリ「The OA」を最後まで視聴した。

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ブリット・マーリングは松田青子さんの「ロマンティックあげない」に書いてあった

映画の脚本を読むと、女性が二人だけのシーンになると、必ず男の話をしている。女性に関するこういうものの見方を増長する手助けをするほどには、自分の仕事を好きじゃない

って答えたインタビューで気になっていたし、共同監督のザル・バトマングリは、弟がVampire Weekend(大好き!)のロスタム・バトマングリだったのでもうこれは見るしかないとNetflixにあがったときから思っていた。

ちなみに松田青子さんのエッセイの感想はこちら

m-tenenbaum.hatenablog.com

 

The OAは、とにかく丁寧に世界観を築いているなという印象。臨死体験や見た人が話題にする謎のダンスを含めてすごくオカルトな題材なんだけど、それを冷たく綺麗な画面や役者の演技で本当にその世界が実在するような説得力があった。

あと気になったのは、1話が71分、2話が58分、3話が61分のように各エピソードで時間がバラバラになっていたこと。日本のドラマと違って、脚本が最後まで完成した状態で撮影して、全体の物語からうまく8話に分けたのかなと思った。

 

13日(金)

知り合いが読んでいたのに触発されて、綿矢りさ「手のひらの京」を読んだ。

手のひらの京

手のひらの京

 

留学中に読んだ「かわいそうだね?」や「勝手にふるえてろ」にあった尖った部分が丸くなっていた気がする。

 

川島雄三「しとやかな獣」も見た

去年履修した映画の授業でオープニングだけ見て、劇伴が実験的すぎて度肝抜かれた作品。2017年に見てもかなり新鮮。団地に住み、家族ぐるみで人を騙して金を集めようとする家族と、その被害にあう人と、その家族から更に金を奪おうとする人が集まるブラックコメディで、年末に見た溝口の「赤線地帯」に引き続き、強かな女性を演じた若尾文子をはじめ、登場人物の一筋縄じゃいかない感じとトリッキーな演出が頻繁に飛び出すので、団地の一室からほとんど外に出ることがないということを忘れてしまうほど飽きないで見てられる。

 

14日(土)

この日は、スタバで勉強していたら隣の席の人も同じ法律の勉強しているし、マリメッコのペンケースも同じだしで気恥かしくなったり、健康ランドに行って岩盤浴デビューしたら、想像をはるかに上回る気持ち良さで癖になりそうになった休日でした。