Reach For Tomorrow

日々の一部始終

山井太「スノーピーク 『好きなことだけ!』を仕事にする経営」からユーザーに焦点を絞ることを考える

ユーザーのことを考えるという、至って当たり前のことをもう一度改めて考えてみようと思っているときに読み返したのがこの本。 スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営 作者: 山井太 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2014/06/04 メディア: 単…

「How Google Works」で語られている「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」について改めて考える。

学生時代にこの本を読んだときに、当たり前のように感じていた「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」というフレーズは、実際働き始めてみると、どうしても目先のターゲットを優先してしまうことがしばしばあり、なかなか突き詰めて実…

森岡毅 「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」で語られている日本のマーケティングの課題

社会人になってもう一度この本を読んでみたら、学生の時に読んだ時より、具体的にイメージがつきやすくてとても勉強になった。 USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 作者: 森岡毅 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 …

デジタルマーケティングについて「BCGが読む 経営の論点2018」からまとめてみた

年末年始は時間があり、下記の本から、自分の仕事と関係のあるデジタルマーケティングについて書かれていた部分を読んだので、簡単にまとめてみた。 BCGが読む 経営の論点2018 作者: ボストンコンサルティンググループ 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 …

2016年7週目のこと

このシリーズを書こう、書こうと思っていたけど放置してしまった。これは特に自分に向けて書いている部分も大きいので、ちゃんといつどこで書くか決めておかないと。 この週のダイジェスト 2/12(日) 映画の話ばっかりする飲み会をした。どんな映画を見たか…

デミアン・チャゼル 「ラ・ラ・ランド」

ありえたかもしれない未来に思いを馳せつつも、現状を肯定していくラストは好き。 それこそ、小沢健二の新曲「流動体について」とのシンクロニシティーがある シネマカリテや閉館したシネクイントでかかっていたら、すごい素敵な作品を見た!って思えたんだ…

塩田明彦「映画術 その演出はなぜ心をつかむのか」からカサヴェテスの話

暇だけど、お金は相変わらずないし、バイトをするモチベーションは皆無なのでひたすら大学の図書館で気になる本を読む日々なんですが、久しぶりに読んだこの本の内容が初めて読んだ時(おそらく約3年前)よりも理解できて興奮した。 映画術 その演出はなぜ心…

「DAVID BOWIE is」展と野中モモ「デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター」

天王洲で行われているデヴィッド・ボウイの大回顧展「DAVID BOWIE is」に行ってきたんだけどかなり面白かった! とても力の入った展示になっていたので、少しでも興味がある人は多分損はしないからぜひ行ってみてほしい〜 この展示会は本当に様々なものが展…

長谷正人編集「映像文化の社会学」

早稲田で「テレビ文化論」などの人気授業を担当していたり、タマフルでもゲストで登場したことがある長谷正人 が編集を務めている「映像文化の社会学」という教科書を読んだ。 映像文化の社会学 作者: 長谷正人 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2016/10/08 …

2016年6週目のこと その2(福岡旅行)

8日 この日から福岡に旅行に。暇だったので、急遽思い立ったのだけど、福岡に住む友人に会える見込みが立ったので決行。初めて成田の第3ターミナルに行ったけど、天井が鉄骨?むき出しみたいな感じになっていたりしてあまりお金かけずに作った雰囲気に満ちて…

2016年6週目のこと その1

5日 仲良い後輩の進路が決まったので、お祝いも兼ねて「さやの湯」へ遊びに行った。 「マツコの知らない世界」で取り上げられた効果か、かなり混んでたが、某芸人や力士と遭遇して盛り上がる。初体験した寝風呂もかなり快適だった。ここの岩盤浴は、自分の持…

2017年5週目のこと

29日(日) 一日勉強してたけど、範囲は既にある程度網羅して勉強していて、時間を持て余していたので、図書館にあった本に手を出す。 映画とは何か 映画学講義 作者: 加藤幹郎 出版社/メーカー: 文遊社 発売日: 2015/02/21 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

2017年4週目のこと

この週はテストが気掛かりすぎて記憶がぼんやりしている。 22日(日) この日は錦織とフェデラーの試合を見ていた記憶がある。 23日(月) 授業出て勉強した。 24日(火) アカデミー賞のノミネートを見た。エマ・ストーン&ヴィオラ・デイヴィス&オクタヴ…

2017年3週目のこと

15日(日) The XXの新譜がかっこよくて繰り返し聴く。 このDrakeのカバーもかっこよい。 www.youtube.com この日はiPhoneの電池残り40%くらいで突然切れて慌てる。友達の話を聞いて調べてみると、自分のiPhoneが無料補償対象製品だったことが発覚したので、…

2017年2週目のこと その2

1月2週目のこと。その1はこちら m-tenenbaum.hatenablog.com 11日(水) 図書館で勉強しつつ、本を読んだ。 最初はこれ。 なぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか? 作者: フィリップデルヴスブロートン 出版社/メーカー: プレジデント社…

2017年2週目のこと その1

8日は午前中に用事を済ませて、午後はのんびりしていた記憶。 Pictured Resortのジャケットを担当していたこともあり、ちらちらTLで名前を見かけていた石山さやかさんのデビュー作を読んだ。 サザンウィンドウ・サザンドア (フィールコミックス) 作者: 石山…

2017年1週目のこと その1

2017年は映画や本の感想だけでなくて、日々のことも書いていこうかなと思う。 2017年は「継続」や「習慣」をテーマとして意識して過ごしたい。 元旦、朝は家族でおせち食べてのんびり過ごして、午後は天皇杯の決勝を見る。 序盤、中村憲剛に鬼の形相で迫る小…

2017年1週目のこと その2

1月1週目のこと。第1弾はこちらから m-tenenbaum.hatenablog.com 4日にはアップリンクの見逃した映画特集で「スポットライト 世紀のスクープ」を見る。 めちゃくちゃ面白かった!信仰にまつわる問題やお仕事映画としての面白さもあるけど、ボストンの「街」…

メリル・ストリープは以前からスピーチの名手だったことがわかる本 「巨大な夢をかなえる方法」

メリル・ストリープがゴールデングローブ賞の授賞式で述べたスピーチが瞬く間に話題になっていた。 www.elle.co.jp 和訳は上のリンクから読める。 www.harpersbazaar.com 英語の書き起こしはここで読める。 実際に話している映像を見たときに、ライアン・ゴ…

2016年に読んで、響いた本10冊

今年読んだ本の中で印象に残ったものをまとめようと思います。 ちなみに、去年読んでよかった本はこちらに書いてあります。(コメントはテキトーなままだ...) m-tenenbaum.hatenablog.com 1. スティーブン・ウィット「誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶ…

スティーヴン・ウィット「誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち」

2ヶ月ほど待って、昨日ようやく図書館で借りられたこの本がべらぼうに面白く、興奮冷めやらぬままこのブログを書いている。 誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち【無料拡大お試し版】 (早川書房) 作者: スティーヴンウィット 出版社/メーカー…

岸本佐知子講演会 「人はどのようにして翻訳家になるのか?」

先日早稲田で行われた岸本佐知子さんの講演会に行ってきた。 以前参加したトークショーが楽しかったので、今回も面白そうだと思って潜り込んだ。その時のトークショーの感想はこちらに書いたのでよかったら。 m-tenenbaum.hatenablog.com インタビュアーは、…

濱口竜介「カメラの前で演じること」〜映画「ハッピーアワー」テキスト集成〜

12月によっぽどのことが起きなければ、今年見た映画で一番好きだったのが「ハッピーアワー」であることは揺るがなさそう。 キネ旬の2015年の日本映画ベストテンでは、「恋人たち」、「野火」に続いて第三位になっているけど、個人的にはその上位2作より圧倒…

最果タヒ「きみの言い訳は最高の芸術」など、最近読んだ本のこと

最果タヒ「きみの言い訳は最高の芸術」 きみの言い訳は最高の芸術 作者: 最果タヒ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/10/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 最近至る所で注目を集めている最果タヒさんのブログに書かれていた…

「半分のぼった黄色い太陽」とアディーチェのこと

2,3年前にも読もうと思って図書館で借りたけど、挫折してしまったアディーチェの「半分のぼった黄色い太陽」に再トライして読み終えた。最年少でオレンジ賞という女性作家が英語で書いた本の中でその年最も優れたものに与えられる文学賞を受賞し、世界に注目…

Enjoy Music Clubの新曲を聴いて、インターネットの白魔術を考えた

Enjoy Music Clubがロロの三浦さんを招いた新曲「100%未来」がポップカルチャー愛に満ちてて超良い。 【&】EMCとロロの三浦さんでポップカルチャー・ラブソングを作りました↓ https://t.co/7K8Tn8IC3iヒコ氏による解説ブログはこちら↓https://t.co/EOXZhhvMy…

フランクル「夜と霧」とイーストウッド「ハドソン川の奇跡」 〜命を数えるということ〜

大学生の時間のあるうちに、きちんと名著を時間をかけて読むというのも大事なんだろうなと思って手にとって読んだ本がフランクル「夜と霧」。 内容は以前から知ってたけど、特に理由もなく読んでいなかった。 夜と霧 新版 作者: ヴィクトール・E・フランクル…

池田純一「〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神」を読んで、是枝監督のことを思い出した

〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神 (講談社現代新書) 作者: 池田純一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る この本を手に取ったきっかけは、映画の「ズートピア」にある。 内容には…

三浦大輔「何者」

朝井リョウ原作の「何者」を見た。 斜に構えるんじゃなくて、みっともない自分を受け入れて、一生懸命前進むしかないよっていうテーマ(桐島もそういう話だ)はきちんと響くし、見終わった後にあーだこーだ言いたくなる作品って時点で満足なんだけど… 違和感を…

「自撮り」を肯定する

ここ最近、自撮りに関する文章を立て続けに読むという偶然があった。 最初は、早稲田リンクスによる山崎まどかさんのインタビュー vol.30 だから、世の中には君らしさがある | Palette 山崎さんは、高校生くらいからずっと影響を受けている方で、このブログ…